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逆浸透膜エレメントの保管方法

2024年11月22日

1. 新しい膜要素

  • 膜要素は工場出荷前に透水性テストを実施し、1% 亜硫酸ナトリウム溶液で保管した後、酸素遮断バッグで真空パックされています。
  • 膜エレメントは常に湿潤状態に保たれなければなりません。同包装内の数量を確認するために一時的に開封する必要がある場合でも、ビニール袋を損傷しない状態で行い、使用時までその状態を維持する必要があります。
  • 膜要素は5〜10°の低温で保管するのが最適です。10°Cを超える環境で保管する場合は、風通しの良い場所を選び、直射日光を避け、保管温度は35°Cを超えないようにしてください。
  • 膜エレメントが凍結すると物理的に損傷しますので、断熱対策を施し凍結させないでください。
  • 膜要素を積み重ねる場合は、箱を 5 層以上重ねて梱包しないでください。また、箱が乾燥した状態に保たれていることを確認してください。

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2. 使用済みの膜要素

  • 膜要素は常に暗い場所に保管する必要があり、保管温度は 35°C を超えてはならず、直射日光を避けてください。
  • 気温が0℃以下の場合は凍結する恐れがありますので、凍結防止対策を講じてください。
  • 短期保管、輸送、システム待機中の微生物の増殖を防ぐため、濃度500~1,000ppm、pH3~6の亜硫酸ナトリウム(食品グレード)保護溶液を調製し、エレメントを純水または逆浸透膜生成水に浸漬する必要があります。一般的にはNa₂S₂O₃が使用され、これは水と反応して亜硫酸水素塩を生成します:Na₂S₂O₃ + H₂O—
  • 膜エレメントを保存液に約1時間浸した後、溶液から膜エレメントを取り出し、酸素遮断バッグに包装し、袋を密封して包装日付を記入したラベルを貼付します。
  • 保管する膜エレメントを再梱包した後の保管条件は、新しい膜エレメントの保管条件と同じになります。
  • 保存液の濃度、pHは上記範囲内に保ち、定期的にチェックし、上記範囲から外れた場合は保存液を再度調製する必要があります。
  • 膜が保管される状況に関係なく、膜は乾燥した状態のまま放置しないでください。
  • また、濃度(質量百分率)0.2~0.3%のホルムアルデヒド溶液も保存液として使用できます。ホルムアルデヒドは亜硫酸水素ナトリウムよりも強力な殺菌力があり、酸素を含みません。

 

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